読み切り![イスタンブール]~毎日留学ナビ編~ (第13回)
第13回:海の向こうで暮らしてみれば
フリーライター、通訳者、コーディネーター
松井 和花
天理大学外国語学部英米学科卒業後、更に通信教育を経て小学校教員免許を取得、奈良県内の小学校で教鞭をとる。たまたま休暇で訪れたトルコに深く魅せられ、唐突に移住を決意。 ゼロからスタートしたトルコ語学習に始まったサバイバル生活も、今年で17年目突入。現在、イスタンブールにて『執筆で、トルコと日本を繋ぐ』をテーマに、フリーライターとして活動。トルコ人の夫と小学生の息子とのドタバタ3人暮らしの毎日。
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(2016年1月15日掲載)
▲運命のカッパドキアから18年。いつ訪れても魅力的な景色は変わらない。
かつて、ジョン・レノンの♪Woman♪のメロディーに載せて放送されていた『海の向こうで暮らしてみれば』(毎日放送)という番組をご存知でしょうか。毎回、日本を遠く離れ海外に暮らす日本人女性達の奮闘ぶりを追ったドキュメンタリー番組に、私は大いに感化され、彼女らの生き様に憧れたものです。
たった一人で海を渡り、意思疎通もままならないサバイバル生活にも果敢に立ち向かい、やがてローカルに溶け込んで生き生きと暮らす日本人女性達が眩しく見えました。
“私もあんな風に生きてみたい!”
—ずっとそう思っていました。
それが、18年前偶然にカッパドキアの景色に誘われてトルコ旅行に来たことがきっかけで、私も『海の向こうで暮らしてみれば』人生を実現するに至ったのです。
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3度目の会社勤めをしてから、8年が経とうとしていました。
トルコに来た当初から、いつかトルコでの生活を文章にしたいという願望があって、それがいつもやり残した宿題のように私の頭の中をもたげていました。
—一体、いつやるの?
—でも、安定した今の生活を捨てられる?会社に必要とされ、それなりにやり甲斐もあるのに?
—でもさ、17年前に移住した時私には何もなかった。元々トルコに移住したこと自体が冒険なのに、いつから私こんなに守りに入ってるの!
—また振り出しに戻るだけなんだ。大丈夫。やらないで後悔するより、やって後悔したいから。
—やるなら、今しかない。
様々なタイミングが重なって、頭と体ごと全身全霊でこう思えた時、私は再び退職を決意していました。
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今、私はイスタンブールでフリーライター、報道関係のコーディネーター、また通訳者として活動しています。これから自分に何が出来るのか、先の見えないことを楽しんでいる自分がいます。
現在、留学しようか、海外生活してみようか迷っているあなたへ、トルコ人の夫が教えてくれた小さなアドバイスを贈ります。
── 扉がひとつ閉じれば、必ずまた新しい扉が開かれる ──
もしやりたいことがあるなら、臆さずアタックして下さい。
何かを為すには、何かを諦めることを辞さないことです。
いつか、世界のどこかでお逢いしましょう!
=完=
▲カッパドキアの人気洞窟ホテル“ミルストーン・ケーブ・スウィーツ(Millstone Cave Suites)”より、ウチヒサールの絶景を眺める。 http://millstonecavesuites.com
▲有名なカッパドキアの奇岩『三姉妹』。分かりにくいが、一番左の岩に、末の妹が張り付いている。
▲岩肌が赤く染まり始める夕暮れ時のカッパドキアにも、また違った趣がある。
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