宮永コンピテント英語塾 (第1回)
第1回:英語耳を作ろう
宮永コンピテント英語塾
宮永國子(みやなが くにこ)
宮永Competent英語塾 塾長、人類学博士。国際基督教大学大学院人類学教授、多摩大学グローバルスタディーズ学部創設学部長を経て、現在ハーバード大学研究員。
(2008年4月1日掲載)
学校英語で習うのは、英語学の初歩です。受験でがんばってきたあなたは、自分で思っているより文法も知っているし、単語もあるのですよね。でも決定的に欠けているものがあります。それは英語耳です。思い当たるでしょう?英語耳作りに、英語聞き流しやシャドウイングをやってみましたか。確かに効果がありますね。でもそれはやりかたによります。効果的なやり方に気づいた方は、実力が向上します。気づかなければ、いつまでたっても徒労です。思い当たります?
コツはあるのです。日本語で話しているとき、あなたは何を聞いていますか。日本語の文法を聞いていますか。単語の意味を考えていますか。そうではなく、自然に言われていることの内容、意味が耳に入ってきますよね。分かるって、こういうことでしょう?違います?単語の意味を考えるときは、どんな言語で話していても、つっかえたときじゃないですか。日本語では言われている内容、意味が自然に耳に入ってくるでしょう?
コミュニケーションが成り立っているときには、内容を聞いているので、日本語を聞いているのではないのです。英語でも同じことです。英語を聞いているときは、内容は耳に入ってこないのです。正しくトレーニングすれば、英語でも、日本語と同じように、内容が聞こえてくるようになります。英語ではなく、内容、意味が聞こえてくるのです。
コツは、耳で聞くときは、目を使わないことです。でも耳で初めて聞いた英語の内容は、分からなくてもあたりまえです。英語は外国語です。内容理解のためには、どうしても目で読む作業が必要となります。目で読む作業は、いまはふつう日本語との対訳です。対訳で意味内容を理解します。ここで結局日本語に転換してしまうのです。英語なのに、日本語で考えてしまうのです。するとひとつの文章ごとに、後ろからひっくり返して、前に戻るようにして、やっと英語の文章は読めますよね。ここに問題があるのです。耳で聞くには、前から後ろへと流れる文章に、そのまま素直についてゆくことが必須です。あなたはどのぐらい素直になれますか。素直になれる方法を知っていますか。
宮永コンピテント英語塾では、実際に使われているラジオ番組が、耳から自然に理解できるように教えます。耳から自然に入る内容は、口からも楽に言えるようにドリルします。その後で知的なネイティブの講師と、自由なディスカッションを楽しみましょう。いま習得した英語力で、内容のある会話ができます。これに慣れておけば、留学してからも楽ですね。
*2008年6月22日から毎週日曜日6回で6週間の「チャレンジ英語集中講座」に出てみませんか。誰でも無理なく参加できます。やる気のあるあなたに来てほしいのです。1回出てみて、続けたくなければ授業料はお返しします。ぜひ参加してください。経験してみて物足りなければ、「ランクアップ英語集中講座」がお勧めです。切り替えできます。
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