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グローバルキャリア塾 連載コラム

海外で自分の声を見つけるまで ~Finding my voice through living abroad~

第7回:立ち止まって想像する

米国NPO法人iLEAP(アイリープ)
マネージングディレクター

エリクセン恵(けい)

個人が持つ内面の豊かさを社会への変化に繋げることがミッション。リーダーシップ教育が専門のiLEAPをはじめ、日本とアメリカの人材育成分野で約20年間、個人の成長を醸成する環境づくりに取り組んできた。iLEAPでは組織運営、パートナーシップ構築、ファシリテーションを行う。バーモント州の大学院SITで国際教育修士号取得。東京の多摩地域で育ち、現在はアメリカのシアトル在住。一児の母。

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米国NPO法人iLEAP(アイリープ)

(2021年4月30日掲載)

「何か一つのことを深めることと、いろいろ経験して広げていくこと、どちらが大事だと思いますか?」「英語の文法と会話、どちらが大事だと思いますか?」「コラボレーティブリーダーシップと、ビジョナリーリーダーシップだと、どちらが必要だと思いますか?」
 
先日行ったオンラインリーダーシップ研修では、高校生たちの勢いある知的好奇心がにじみ出る質問をたくさんもらいました。
 
前のめりな素晴らしい学生さんたちと共に過ごしながら、一つのことに気づきました。それは、「AかBか、どちらだと思いますか」という質問をいくつかされたこと。
 
私たちは、目の前に「AかBか」の選択肢を提示されると、二つのうちのどちらかを選ぶことが”正解”のように感じてしまうと思います。特に相反する選択肢があると、ほぼ反射的にどちらかを選ばなくては、というマインドに切り替わる。「これ食べたい?食べたくない?」など、質問の質によっては、それでいい事ももちろん沢山あります。
 
でも、もしかしたらEither(どちらか)ではなくて、Both (AもBも) かもしれない。もしかするとNeither (AやBじゃなくてC)なのかもしれないという、少し立ち止まって、選択肢自体に疑問を持つのもとても大切だと思っています。
 
以前、似たような話を別の場でした時に、こう聞かれました。
「恵さんは、どうやってそのような考えを持つようになったのですか?」

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表紙

こういう考えは、私自身もとから持っていたものが、アメリカに来ることでより色濃くなったのだと思います。

アメリカでの暮らしは、多様性と共に生きること。日本人である私もそのdiversity (多様性)の一端を担っています。それはすなわち、この国において大多数のグループには属しておらず、声を上げなくてはそもそも認識されない存在である、と実感せざる得ない場があることに繋がります。

そんな背景もあり、私は言葉の力、選択肢の作り方、提示の仕方はとても大きな力を持つものと考えていて、恐れに似たものを持って対峙しています。「AかB」を選ぶことで、その時点で選択肢として見えていなかった「C」などを自分の意図しないところで、exclude (疎外)してしまうのではないか。

すべてを包括するのは難しいこと。ただ、私はこの一連のプロセスにおいて、「What am I not seeing and hearing?(私が見えていないもの、聞こえていないものは何か?)」という問いを持つようにしています。選択肢を作るということは、ある意味どこかで線引きをすること。それによって、見えていないところでどんな影響が起きるのか。そもそもの選択肢として入らないこともあるマイノリティとしてこの社会に生きていて、痛みと実感を伴って学んできたことを、少しでも自分の毎日に繋げたいと思っています。

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そういった背景もあり、先日の研修では「どちらも、だと思います」と答えました。本意としては「それはもちろん、どちらも役立つよ」というよりも、私たち人間の中にある、二者択一ですっきりと回答を得て次に進むという習性パターンを崩したい、という自分の思いがあったこと。
 
そして、目の前に見えている選択肢の他にも実はたくさんあるのかもしれない、と一旦立ち止まり、考えを巡らせる想像力が大切なのではないかという思い。
 
あの時はそこまでは説明できませんでしたが、そういうことがこれからの将来を担う学生さんたちに伝えたかったのだと思っています。
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