特集★アイルランド留学
- 基礎知識から留学生インタビューまで、読んだら絶対アイルランドに行きたくなる特別記事!
こちらのでページでは、気候や人口、治安から、食事やパブ文化、スポーツや国民性まで、
アイルランドの基礎知識をたっぷりご紹介します!
アイルランド島は、北海道と同じくらいの面積。ヨーロッパの北西、イギリスの西隣に位置します。大きさは北海道とほぼ同じ面積。鮮やかな緑に覆われた丘が広がっており、そんな風景も北海道に似ています。
暖流の影響で、北海道ほど寒くなることはなく、年間を通して涼しいのが特徴です。
▲緑は一年中枯れることがない
アイルランドは雨が多く、ほぼ2日に1回は雨が降ります。基本的に通り雨なので30分もすればやみます。霧雨のことも多く、現地の人はあまり傘をもたず、フード付きのジャンパーなどでしのいでいます。
この雨には恩恵もあります。一つは一年中枯れることない、鮮やかな緑。アイルランドが「エメラルドの島」とよばれる由縁です。もう一つは頻繁に見られる虹。この変わりやすく豊かな自然が、人々の想像力を刺激して、妖精や神話などの伝説を生んでいます。
実際に留学生に聞いたところ「余裕があれば、”じゃあ飲むか!”とパブで雨宿りした」「雨上がりは空気が澄んで気持ちよかった」「5週間の滞在で5回虹を見られた!」と雨の日の楽しみ方もマスターしているようでした。
▲雨上がりの楽しみは、虹!
人口は約450万人。北アイルランド(イギリス領)を含めたアイルランド全島でも600万人(千葉県の人口とほぼ同じ)。
大きな特徴は25歳以下の若年層の人口が多いことで、人口の約36%を占めます。
▲若者が多い!(協力:リムリック大学音楽学科の皆様)
ちなみに、全世界に住むアイルランド系の人々は、およそ8000万人と言われています。イギリスの支配を逃れて、また19世紀半ばに起こった大飢饉から生き延びるために、アメリカやイギリス、オーストラリア、南米へと渡っていった移民の人たちの子孫にあたる人々です。有名なところでは、ジョン・F・ケネディ、ウォルト・ディズニー、ジョージ・クルーニー、メグ・ライアン、チェ・ゲバラ、さらにはビートルズの4人もルーツはアイルランド系と言われています。
▲ダブリンには世界の大手企業が拠点を置いている。
北アイルランド紛争のイメージが強いけれど、アイルランド自体は治安が良い国として知られています。
2008年の調査では、「身の安全」でダブリンは17位(トロント22位、東京35位)。
「生活の質」ではダブリン25位、東京35位、ロンドン38位と、暮らしやすさも評価されています。
とはいえ、日本人の日常生活感覚でいると様々なトラブルに遭う危険性があります。
スリ、ひったくり、強盗など、特にエリアや地域によっては貧富格差があったり、人種差別を感じざるを得ない
場面に遭遇することも。治安への心構えはしっかり対応しておきましょう。
●外務省海外安全情報ホームページ
●在アイルランド日本大使館ホームページ
大学卒の人の割合、また大学卒の就職率は、ユーロ圏で一番の高さです。
また国際的にも大学の環境が高く評価されています。(ユーロ圏内の研究者が評価するランキングで2位。日本は9位、アメリカは12位) ちなみに高等教育レベルでの留学生数は2万5000人、うち日本人学生はわずか350人です。
【アイルランド料理】
ポテトをよく食べます。ホームステイ先でもほぼ毎日ポテトが出るようですが、「調理法が異なっているので、意外と飽きない」とのこと。フライドポテト、マッシュポテト、ベークドポテト、煮込み料理などなど。
またアイリッシュシチュー(ラム肉と野菜の煮込み:写真上)に代表される伝統的な料理は、肉と野菜がバランスよく使われている。味付けも柔らかで素朴な”お袋の味”なので、食べやすいです。アイルランドの名物といえば、ラム肉。産地別に種類も多く、日本で食べるラム肉より臭みが少なく、食べやすいです。また意外と魚介料理も豊富で美味しいです。
【しょうゆ味が恋しくなったとき】
日本料理屋は少ないですが、中心地のコンビニでは寿司弁当なども売っています。世界の定番・中華料理屋はなぜか少なく、見つけても値段がやや高めでした。(留学生情報では、うまく探せば安い中華もあるようです)。中華に替わって多かったのが東南アジア系の料理。そのほかケバブ屋や切り売りピザ屋などもあり、外食のバリエーションは豊富です。
【流行の料理】
ワインが30年くらい前から一般的になったということで、ワインを多く揃えたフュージョン料理の店が流行っていました。
▲アイリッシュシチューは優しい味で日本人の口にも合う
【パブ】
一番の娯楽はパブ。夕食後に友達で集まって、パブに飲みに行くのが定番。語学学校でも新入生歓迎会で毎週のように生徒とスタッフでパブに行くとのこと。パブは社交の場となっており、地元の客も観光客も自然と会話の輪が広がります。アイルランドでは18歳から飲酒が認められています。
(実際に体験してきましたが、びっくりするほど自然に話しかけられます。一般的に「すましている」とされているアイルランドの隣国からの観光客にも、気さくに声をかけられました。アイリッシュ・マジックです。)
▲有名な観光地にもなっているパブ、テンプル・バー
【スポーツ】
スポーツはラグビー、サッカーのほか、アイルランド伝統のスポーツ、ハーリングとゲーリック・フットボールが盛ん。ハーリングは地域密着型リーグなので、盛り上がります。
サッカーは一応アイルランドのリーグがあるものの、人気があるのはイングランドのプレミア・リーグとのこと。
▲サッカーボールで遊ぶ高校生もアーセナルのユニフォーム
【旅行】
国土がコンパクトなので、旅行は留学生のアクティビティの一つとして定着しています。 週末を利用して「モハーの断崖」や他の都市へ小旅行する学生が多いようです。
さらに旅行好きなら、格安航空会社を使ってヨーロッパ各地へ激安で行けます(写真は路線図。航空券は全部インターネットの早割)。ヨーロッパからの留学生が多いので、「学期が終わった後に友達を訪ねてヨーロッパ旅行をしてくる」、というパターンが多いとのこと。
▲LCCがダブリンからヨーロッパ各地に飛んでいます
パブによっては夜9時ごろから、生演奏が聞けます。アイリッシュ・ミュージックのセッションや、伝統楽器フィドル(バイオリン)を使ったロックなどが演奏されます。リズミカルな演奏で、有名な曲だと客も合唱になることがあり、盛り上がります。
▲パブのライブは必見!
「フレンドリーだから、ということで留学を薦めていいのだろうか?」という躊躇がありましたが(なぜなら、中には気難しい人もいるでしょう)、それでも多くの証言を得て確信がもててきたので、やはり書いておきましょう!アイルランドの人はフレンドリーです!
▲一服中のおじさんと立ち話
アイルランドの首都。人口は約100万人。
中心部は端から端まで歩いて30分程度と小さめなので、生活するには程良い大きさ。活気のある地方都市という印象です。
ランドマークになるような有名な大聖堂や建造物は多くありませんが、街の中心を流れるリフィー川やかわいい二階建てバス、そして色とりどりの建物やパブが、ダブリンの顔と言えます。
ジョージアン様式と呼ばれる18~19世紀のクラシックな建物は、壁やドアがカラフルに塗られており、見ているだけで明るい気分になります。一方で経済成長後に建てられたモダンな建築物も多く、新旧の街並みが楽しめます。
ダブリン中心地の印象は、東京で言えば恵比寿のような雰囲気。ほどよくお洒落で、文化的。活気がある一方で、どこかゆったりとした空気が流れています。
▲夕暮れ時のリフィー川
ショッピングの中心となるグラフトン・ストリートでは、毎日のように大道芸やストリート・ミュージシャンがパフォーマンスをしています。地元の人や観光客が一緒に楽しんでいて、歩いているだけでとてもくつろいだ気分になります。
また、テンプルバーと呼ばれるエリアはパブや様々なレストラン、映画館が並び、夜は特に賑わっています。(週末の昼間には本屋や食べ物のマーケットも出る)
▲テンプルバー・エリアはダブリンのカルチャー発信地
「アイルランドはダブリンを出てから、その良さがわかる」とも言われています。 鮮やかな緑の草原や、荒涼とした断崖、時には廃墟となった教会に羊が放牧されている風景など、日本では目にすることのできない風景に出会えます。ダブリンから気軽に行ける、おすすめスポットをご紹介します。 |
ニューグレンジは約5000年前の古墳。なんとエジプトのギザのピラミッドより古い建造物で、世界遺産にも登録されています。
石がきれいに組まれた外壁や、渦巻き型の独特な装飾も見所ですが、注目はその内部に施された仕掛けです。一年に一度、冬至の日の朝だけ、細い通路から太陽の光が内部の奥まで届くようになっており、当時の文明の高さを伝えています。
ニューグレンジへはダブリンから車で1時間ほど。
朝からパラパラと降っていた雨が、車を降りる頃にはちょうど上がって、ひんやりと澄んだ空気が広がっていました。遺跡は小高い丘の上にあり、その周囲には見渡す限りなだらかな草原が広がっています。
ガイドさんの説明を聴きつつ、雲の影が草原を渡っていくのを眺めていたら、時差ぼけから来る体調不良が解消。空気の濃さが違うのでしょうか。もしかしたら、富士山のようなパワースポットなのかもしれません。
考古学に興味がある人だけでなく、自然に触れたい人にもお勧めです。
▲周辺の澄んだ空気に癒されます。
ダブリンから郊外へ向かう近郊列車DART沿いにも見所が多いですが、その一つブレイは、ビーチ沿いの遊歩道が有名。カラフルな建物やレストラン、小さな水族館もあります。
ビーチといっても、南国の陽光まぶしい紺碧の海と違い、いかにも北方らしいグレーがかった水色の海。しかし歩いてみると、気持ちがいいのは、海の色よりもむしろ空の広がりだと気づきます。留学から戻ってきたばかりのある学生さんは「アイルランドで好きな場所は海辺!」と言っていました。ちなみにブレイ近郊には、ジェイムズ・ジョイスゆかりの建物もあるそうです。
ちょうど日曜日だったので、家族連れや外国の人たちが思い思いに散歩しており、全てのダブリン市民の息抜きの場といった感じでした。子供を連れたお母さんと立ち話をしながら、「出張で来たから忙しくて」とふと口にしてしまったら、「ゆっくり休んで、仕事を楽しむのよ!」と励まされました。留学中にはホームシックや言葉の壁で、自分を見失うような時もありますが、こんな場所があると気分をリセットできてよさそうだと思いました。(ダブリンからDARTで約35分)
ちなみに行きのDARTの中では、ポーランド人のカップルと同席。ダブリンで働いていて、休みの日は二人でハイキングやクライミングに出かけるとのこと。楽しそうにブレイのお勧めスポットを教えてくれる2人の姿に、「アイルランドでは来る人皆が柔らかになる」という留学生の言葉を思い出しました。
▲広々した空が気持ちいい海岸。
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