留学体験談  山本 美智代さん(ダブリン)

【学校について】

エメラルドはとても教育水準高い学校だと思います。先生の質も高いし、授業内容も文法を中心に熱心に教えて頂きました。
日本人は、学校で文法や読み書きはしっかり、習っているのでこの３点に関しては十分理解でき、付いていくことができましたがやはり、聞くこと・話すことが弱点で、自分ではよく知っていることでも、先生の質問や説明の内容を理解するのに苦労しました。
この学校はブラジルからの留学生がとても多いです。もちろん他のヨーロッパからの生徒もたくさんいますが・・・彼らは文法が苦手と言いながらとにかくしゃべるので圧倒されました。またそれぞれに発音も違うので授業中　他の生徒の発言を聞くのがとても大変に思いました。　わからないことは黙っていないでどんどん質問すると、どの先生もとても熱心に答えて下さいます。
毎日、午後はactivity　があるので、コミュニケーションも兼ねて積極的に参加していました。土日もあるのでそれにもできるだけ参加して、友達もたくさんできましたし、楽しかったです。

（写真）学校のクリスマスパーティの様子

【滞在先について】

私はホストマザー（50歳代）と息子（27歳）という家庭にお世話になっていました。ペットは苦手と要望していたにも関わらず猫がいました。コミュニケーションがとれるので、ホストファミリーを選んだのでしたが、マザーはほぼフルタイムで働いていて忙しそうでしたので、毎日夕食時に話をするくらいでした。息子さんともほとんど顔を合わせません。圧倒的に家での会話が少なかったので、途中からラジオを借りて耳を慣らすために、聞いていました。マザーがベジタリアンで小食の人だったので太らなかったので良かったです。また、クリスマス中は学校のレジデンスに移ったのですが、気楽で友達もできて会話も弾み、楽しかったです。

【アイルランドを選んだ理由と感想】

第１は、ヨーロッパの中でも安全だと言うことです。第２は、物価が比較的安い、学生がまじめに勉強する。

と言うことで、毎日エデュケーションの担当の方が薦めてくださったのがきっかけです。寒いのが嫌だと思ったのですが（11月～1月）、海流の関係で寒さは今の日本（2月）の方が厳しいです。ただ　南中高度が低いので朝8時はまだ暗く、4時半にはもう暗い、小雨がよく降る、風が強いという気象状況なのでうっとうしいです。

結果的にアイルランドは良かったです。ダブリンは交通も便利だし、人が親切です。
また、美術館や博物館が、充実していて、無料のところも多いし、滞在中に語学だけでなく、アイルランドの歴史や文化などいろいろ学べたと思います。

（写真）ダブリン市街。学校のオリエンテーションで案内してくれます。

【現地で楽しかったこと】

クリスマス休みが２週間もあったので、一人で国内旅行やポルトガルに旅行しました。バスのチケットや、ホテルの予約など自分でやって、勉強になりましたし、リスボンはとてもすてきな街で、友達もでき、２つの旅はとても充実していて楽しかったです。

一人で出かけることに、抵抗がなくなり、自信にもなりました。

（写真）中央郵便局のクリスマスデコレーション

【現地で困ったこと、辛かったこと】

学校初日、朝はホストマザーが連れて行ってくれたのですが、帰りは学校からシテｲ見学に行ったりして６時頃に、最寄りの駅に着きました。雨が降り出し、あたりは真っ暗、おまけにその頃は異常気象でメチャメチャ　寒かったのです。
駅から家まで徒歩７分位なのに、駅を出たところで迷子になってしまいました。右も左もわからないし、誰かに尋ねようにも人もあまりいない状況です。それでも出会う人ごとに、地図を見せて聞きまくりやっと見つけたスーパーマーケットで、親切な女性が車で家まで送ってくれました。ホントに地獄に仏でした。辛かったのは、トイレの便座が冷たかったことです。

【留学を考えておられる人へ】

ヨーロッパは、ホントにカード社会です。スーパーで何百円の買い物をしてもカードで支払いできます。ＡＴＭもあちこちにあるので、海外用の口座を作っておけば、とても便利です。キャッシュもすぐ出せるし、些細な買い物もＯＫです。

また、携帯にはSIM CARDを入れておけばどこでも通信可能で、便利だそうです。わたしはFREE Wi-Fiのところでしか通じなかったので困ったこともありました。

出かける前に現地の歴史や名所を知っておくと３倍楽しめます。私は地球の歩き方を持っていって、毎晩読んでいました。
小さなことですが、ティッシュは日本のような薄い柔らかいものはないので、多めに持って行けば役に立ちます。

（写真）有名なPUB、ゴガティーズ