留学体験談  新藤みどりさん(ダブリン)

自然に関してはもう涙が出るくらい感動です。アイルランドは小さな国ですが、自然は雄大で、どこに行っても息をのむほどの感動があります。

初めのころは友人と旅に出ていましたが、やはり日本語になってしまうし、頼ってしまうので、やがて一人旅が多くなりました。一人旅はすべて自分で情報を得て、切符を買い、道を尋ねて歩き、もしなにか勘違いや不都合が生じても自分だけにかえってくるので、緊張感と共に気楽でもあります。友達とショッピングや映画に出かけたりするのも楽しいけれど、日帰りと1泊旅行も楽しい思い出になりました。

【学校の授業が終わったあとの観光】

シティセンターやダンドラムのショッピングセンター、またダブリン市内の博物館、美術館他多くの観光スポットに行くことができます。

【日帰り旅行は・・】

世界遺産のひとつニューグレンジ、またグレンダロッホ、キルケニー、などのバスツアーがあります。だいたい学生料金で25ユーロくらいです。

【一泊旅行】

★ゴールウエイ・アラン諸島バスツアー

学校のアクティビティでいきました。料金はホステルに宿泊して95ユーロでした。ゴールウエイのホステルは日本より安いけどその分、内容もそれなりで、ベッドにはカーテンもライトもなく、シャワー・トイレは6人部屋の部屋ごとにありますが、水はやはりあまり出ません。手でボタンを押すとある一定の時間出て止まるというやつで、何度も押しながら入らなくてはなりません。他の学生がパーティーかなんかで騒いでいます。神経質な人にはちょっと・・・。ちなみに私は1日くらいなら平気です。熟睡しました。同じ学校の韓国人の友達男女5人と同室でしたが、彼らのおかげで、さらに楽しい旅になりました。(写真はゴールウェイ)

アラン諸島はほんとにすばらしいところでした。若い韓国人の友人に励まされサイクリングで島をまわりました。次回は島にも泊まってみたいです。アランニットの一点物とか本当のハンドメイド品が買える所を見つけましたが、時間がなくて買えなかったので、それが心残りでした。

★スライゴ

ご存知の通りWestlifeの出身地です。観光地を紹介するパンフレットやバスツアーなどにはたいがい入っていません。私はただ電車の往復切符とホステルだけ予約して、ダブリン「コノリー駅」から電車（というより列車といった方が雰囲気はぴったり）に乗りました。日本の新幹線や特急が当たり前と思っていた私は、所要時間3時間といえば普通は特急電車を想像していましたが、車両は古くてほとんどが各駅停車か、急行くらいの感じで、え、今どきこんな古い車両が走っているのかと逆に感動しました。4人向かい合わせで大きな古いテーブルが真ん中にあります。もちろん指定席なんてありません。乗客も少なくてのんびりでした。

スライゴの町は駅が町を見下ろしていて、思っていたより小さくてこぎれいでした。街中に少し古い修道院や有名な作家の記念館があり、町を離れた周辺にも自然の観光スポットがたくさんあります。私は金曜日の夕方到着してそのまま少し町を散策してホステルに泊まり、次の日一日観光しました。ホステルは素泊まりで15ユーロ。10人部屋の一番安い部屋ですが、4人部屋にグループや家族で泊まることも出来ます。シャワーは使用しませんでしたが、共同で、広いダイニングやテレビのあるリビング、自炊できるキッチンもあります。ベッドは少し硬くて狭く寝るだけという感じです。

町を見た後午後3時くらいになってもう最終電車まで時間がなかったので（信じられませんが最終17：55なんです。）タクシーのドライバーに時間内で観光地を回ってもらいましたが、このおじさん、私がwestlifeのファンだと知ると、3人のメンバーの家を見せるといって回り、写真を撮ってくれたりと、最近はどうもそのコースを売りにしているらしくて、私は結局100ユーロ以上タクシー代を払ったにもかかわらず、不思議と損した気はしなくて、満足して帰りの電車に乗ったのでした。

スライゴの町はあまり宣伝されていないせいか、観光客が少なく街中の散策もいいのですが、周辺の自然がすばらしいので、ダブリンから車で来て、途中の修道院や海辺の方に行くのも良いと思います。海辺の方にはサーファーショップもあり、サーフィンを楽しむ人もいました。スライゴももう一度行ってみたい町です。次回は是非車で、もっと町周辺の自然を楽しみたいと思います。

1. 生活編
2. 学校編
3. 自然＆旅編　ゴールウエイ・アラン諸島バスツアーとスライゴ
4. 自然＆旅編　モハーの断崖
5. その他　ダブリンの交通、スポーツ