グローバルキャリア塾 連載コラム

韓国雑記-異文化の海を泳ぐ (第19回)

第19回:バスキンロビンス

NPO法人日韓コミュニケーション協会
理事長

木村 妙子

1998年ナレーター時代、韓国のスタジオで収録の為初渡韓し韓国に一目惚れ。以来仕事で日本と韓国を頻繁に行き来する事となる。1999年初頭から独学で韓国語を学び始め、同年8月休業して高麗大語学堂に短期留学。2004年KLPT(世界韓国語認証試験)日本開始の際設立された検定協会に入社。以後運営に奔走し2008年KLPTを引取りNPO法人日韓コミュニケーション協会設立。

(2012年5月1日掲載)

G・Wに突入し、各行楽地が賑わいを見せている中、当試験KLAT(旧KLPT)は、5月1日から6月試行CBT(コンピュータ試験)の受付を開始した。

国が違えば旗日も違う。韓国主管故、日本では連休を挟んでの受付となっているが、PBT(ペーパー試験)と違い、専用フォームからの出願のみにし、成績表発送以外はペーパーレスなので、出願が簡単、また成績の発表と成績表の発送時期がPBTより早く、スコアをお急ぎの方やデジタル世代にはお勧めの試験方式となっている。

さて、違いと言えば、昨日電車に乗っていて、自分の立っている位置から上を見上げると「31(サーティーワン)アイスクリーム」の中刷り広告が目に入ってきた。そしてその広告を見ながら「あぁ、バスキンロビンス食べたい・・・。」と心の中で呟いて、自分で笑ってしまった。

様々な韓国情報が溢れるようになり、今となっては有名な話しではあるが、「サーティーワン」の事を韓国では「バスキンロビンス」と言う。韓国語発音の英語、つまりコングリッシュなので、「ベスキンラビンス」と書いた方が若干近い。

どうすれば「サーティーワン」が「バスキンロビンス」になるのか?
今でこそ、海外での主流の呼び方は「バスキンロビンス」で、「サーティーワン」というのは日本で親しまれている呼称だという事実が知られる事となったが、私がこれを知った当時、今から10数年前にはそんな情報もなく(少なくとも私には)、即座に韓国人の友人に理由を聞いて深く納得したという経験がある。

友人曰く「そう書いてある。」というので、お店のロゴをよく見ると、確かに!「31(サーティーワン)」の上に「baskin robbins」という文字を発見した。ではどうしてそれまでその文字が目に入らなかったのだろうか?日本のサーティーワンにはその文字はなかったのだろうか?

帰国後すぐさま日本の看板を確認したのだが、確かにその文字は存在していた。語学堂に通っていた当時も、クラスメートとよくネタにして笑っていたのだが、実は海外からすれば日本の方が珍しい呼び方をしていたわけで、今では、逆に外国人たちにネタにされているかもしれない。

ところで、日本と韓国の「バスキンロビンス」のメニューでどちらが好きかと言えば、迷わず韓国である。アイス類に関しては、コンビニアイスも含めて韓国の方が種類も豊富で断然私の好みなのだ。韓国滞在中のアイス消費量は日本にいる時よりも相当高い。

これから益々韓国の「バスキンロビンス」やコンビニアイスが恋しい季節に突入するが、当分の間「サーティーワン」で凌いで「その日」が来たら弾けようと思う。

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