砂漠の国からサラマレコ、ヤバイよドバイ！　（第10回）

みなさんこんにちは
コロナウイルス も収束したのかと思いきや、またまた復活をしている今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
このような状況ですが、ドバイを本拠地とするエミレーツ航空も成田・関空からドバイまでのフライトを復活させ、ドバイでは外国人観光客の受け入れも再開しました。事前にPCR検査を受けたり、現地で検査を受けることが必要になったり、様々な制限はありますが、これも元の生活の復帰への一歩なのではないでしょうか。

今回のコラムは、私の実体験をもとに「留学中の怪我と病気」というテーマです。ドバイの病院事情や海外旅行保険の大切さをお伝えしたいと思います。
よく「バカは風邪をひかない」などと言われ、それが本当であるのならば、私には保険が必要なかったはずなのでしたが、実際には病院には数回お世話になりました。日本とは違う慣れない国や環境で生活をしていると、ふとしたことから風邪をひいたり、怪我をしたりすることがあります

まずは、ドバイの病院事情についてですが、みなさんが一番気になるのは、「言葉は伝わるか。日本語が通じる病院はあるのか」ということだと思います。ドバイは日本人がかなり少ない街ですが、日本人のお医者さんがいる病院は2院あり、歯科医と内科医の先生がいらっしゃるため、日本語での受診が可能です。
私は、どちらの病院にも行ったことがあるため、ここからはそのエピソードを2つ、紹介したいと思います。

歯の詰め物が取れてしまった話

留学先でも病院に行くことはないと思っていた私でしたが、意外にも渡航後1カ月ほどでその機会が訪れました。友人からもらった、コロンビアで有名なBON BON BUMというガム入りのキャンディーを食べていた際に、歯の詰め物が取れてしまいました。病院に行くと、歯医者さんから「中が虫歯になっているから」と伝えられ、結局全てを治療するのに10万円ほどかかってしまいました。お医者さんはフランス人の方だったのですが、言葉がわからなかったときには、日本人のスタッフの方に通訳をしていただけました。

マラソンで頑張り過ぎて歩けなくなった話

ドバイでは1月に、ドバイマラソンというマラソン大会があります。留学生活の思い出にもなるだろうと思い参加登録をしましたが、当日は30km地点から膝が痛く走ることができず、その後歩くのも激痛になりましたが、無理やり走ったところ、完走後にさらに痛くなり、歩けなくなってしまいました。その日は友人にも助けられ、なんとか帰宅しましたが、痛みは治らなかったため、保険会社に連絡し、手配してもらった病院に行くと、3週間は松葉杖での生活との診察結果でした。病院では、インド人の先生に診てもらいましたが、フィリピン人の通訳スタッフ（日英）がついてくれ、安心して受診をすることができました。費用は、検査をいろいろしたため約45万円でしたが、保険に入っていたため、お金を全く払わずに済みました。

今回のコラムでは私がお伝えしたかったことは

• 歯科治療は保険対象外のことが多いため、留学前は異常がなくても絶対に歯医者で診てもらうべき
• 留学先では様々なことがあり日本ではあまり病院に行かない人でも、病気になったり怪我をしたりすることもあるため、海外旅行保険には絶対に入るべき。
• ドバイは日本語が通じる病院はもちろん、全体的な医療レベルも高いため、安心して留学ができる

ということでした。私も怪我をした時は「なんと不運なんだ」と落胆していましたが、今となっては、海外でも病院に行くことができるという自信をつけた、いい体験でした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた、来月お楽しみに。