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グローバルキャリア塾 連載コラム

留学と国連-世界8カ国で学んだブレずに自分の軸で生きる力

第2回:私高校三年生だけどこれでいいの??ー揺さぶられる「自分」

Peace Blossom 代表
キャリアコーチ・マインドセットコーチ
異文化リーダーシップトレーナー
元国連行政官、米軍専門家

大仲千華

国連の行政官(社会統合支援担当)として国連ニューヨーク本部、南スーダンなどで和平合意の履行支援、元兵士の社会統合支援、人材育成に約10年従事。80人強の多国籍チームのリーダーを務める。閣僚経験者も任命される政府要員向け国連PKO国際研修の講師。内閣府「平和構築・平和維持に関する研究会」委員。「自分の軸で生きる練習-オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」を刊行。コーチングのプロとして自分の軸で生きる大切さを伝えている。オックスフォード大学修士課程修了。
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Peace Blossom

(2020年10月1日掲載)

前回のコラムでは、英語をペラペラと間違いなく話すことよりも、つっかえてもいいから、自分の経験から学んだことを自分の言葉で伝えることを学ぶことで学生も大きな手応えを掴んでいる体験談を紹介させていただきしました。
 
このような教育の根底には、自由に表現していい、自分で考えることが大切、正解は一つじゃない、体験や感じ方も含め一人一人のユニークな個性である、という考え方・価値観(マインドセット)があります。
 
わたしがこのような価値観に本格的に触れたのは、高校二年時から交換留学生として一年を過ごしたニュージーランドでのことでした。
 
当時、ニュージーランドを選んだ理由は、英語圏であること(同じ高校にはスペイン語圏に留学したクラスメートもいました)、安全な国なので親が留学をゆるしたからでした。
 
ニュージーランドという国については自分なりに調べたつもりですが、それでもやはり行ってみないと分からない空気感というようなものがあったと思います。「人より羊が10倍多い」と言われますが、本当にその通りで「豊かな自然」という言葉では表現しきれない、ビルに囲まれた都会の生活とは真逆の世界がありました。
 
それは私にとって、ゆったりと時間が流れていく自然に囲まれた環境で、新しい発見や交流を味わいながら、素朴で飾らない人たちの世界観に触れ、育まれていく日々でした。
 
まず、最初のカルチャーショックは、高校三年生なのに、私は学校でも学校外でも日々スポーツばかりをやっていたことでした。
 
これは、交換留学生の為、履修科目の設定がゆるかったこと、語学力の問題で履修できる科目が限られていたことが理由だったのですが、テニス、ネットボール(イギリス発祥のスポーツ)、ホッケー、カヤック、ロッククライミングもしました。週末は、ビーチ沿いをウォーキングしたり、ホストファミリーがマウンテンバイクや、冬はスキーに連れていってくれました。
 
ちょっとドライブをするだけで、日本では見られないような絶景が広がり、その中を思いっきりマウンテンバイクで駆けることができた日々は、今思えばとても贅沢な時間でした。
 
スポーツ三昧の日々がだんだんと「日常」になった頃、私にとっての次のカルチャーショックが訪れました。ある日の夕食後、いつものようにリビングのソファーでそれぞれが紅茶を飲んだり、本を読んだりしながらくつろいでいると、会話が日本の受験に及びました。
 
わたしが何気なく、高校受験のために塾に通っていたこと、当時夜の11時頃まで塾にいたこともあったと言うと、ホストマザーが、全く意味がわからないというような顔で「一体なんの為に?」と聞くのです。側にいたホストファーザーも同じような顔をしてわたしの言葉を待っていました。
 
わたしは返答に困ってしまいました。
 
なぜなら、それまで私の中の世界観では、高校に入学する為には受験をしなければならず、そのためには塾に通うのが当たり前だと思っていたからです。
 
しかし、この二人の反応を見た時に、それがまったく当たり前でないことがすぐに分かりました。しかも、「なんの為に?」には、それは必要なのか?それでいったい何を目指しているのか?と問われているとも感じたのです。
 
日本では勉強すること、特に一生懸命努力することは評価されます。成績がよいというだけで、おばあちゃんやおじいちゃんからも褒められてお小遣いをもらえるようなシーンさえ浮かびます。しかし、ニュージーランドではそうではないのです。
 
これは私にとって大きなカルチャーショックでした。
 
私はのちに、留学と国連での勤務を含め8カ国で暮らし、ロシア語圏もイスラム法下での生活も体験しましたが、言葉や食生活が変わってもそれなりに慣れることができました。
 
しかし、本当の「カルチャーショック」はその人にとって疑うことのなかった価値観が揺るがされる時に起こるように思います。
 
当時17歳の私にとって、勉強はともかくやることが当たり前で「なんの為に」やるのかを考えたことはほとんどありませんでした。
 
日本にいる同級生が受験勉強のために汗を流している間に、私はスポーツばかり。
そして、内なる価値観が揺さぶられる日々。。。
 
私高校三年生だけどこれでいいの??
そんな不安がよぎった事は一度や二度ではありません。
 
しかし、この一見「回り道」のような日々こそが私を育ててくれ、後にオックスフォード大学大学院から全額奨学金を授与されることに繋がっていくのです。

大仲さんの書籍「自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」が雑誌「東洋経済」にて紹介されています。

日本人は「ランキング」が好きな傾向にある。例えば、偏差値、人気企業、芸能人のランキング等々。つい、ランキングに流されて自分の進路を決めたり、重要な判断を下したという人もいるのではないだろうか。しかし、そもそも海外には日本のようなランキングは存在しない。「ランキングがあれば、自分の頭で考えて判断しなくて済むが、そうした指標が妥当かどうか、または自分にとって役に立っているかどうかはまったく別の問題」と著者の大仲千華さんはいう。この記事では、「他人の指標や意見に流れないための考え方」を紹介しています。

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大仲千華さんの活動・受賞歴
  • 雑誌「クーリエジャポン」(講談社)にて連載『答えを求めない勇気』を持つ。国際紛争の現場で学んだ仲裁の力やグーグルと国連研修の共通点などキャリアやリーダーシップに関する記事を多く執筆。
  • 2016年に来日のウィーンフィル管弦楽団を取材。東日本大震災後の支援として5年連続東北へ通い続けた団員は何を東北で感じ何を学んだのか?について記事を執筆、クーリエジャポンに寄稿。
  • 朝日新聞にて自著「自分の軸で生きる練習-オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」(大和書房)、紹介、雑誌anan(マガジンハウス)で記事掲載。
  • コーチングのプロとして、医師、国連職員、 政府職員、ビジネスパーソン(製薬, 銀行, 外資系金融, 製造業等), NGO職員、臨床心理士等のクライアントから支持される。
  • 国連事務総長特別代表養成研修パネリスト、防衛副大臣向け勉強会プレゼンター、上智大学教職員向けに講演。中学、大学等その他講演多数。
  • アジア・中東8カ国の士官を含む軍人約400名に、国連PKO戦略策定、課題解決(シナリオ)演習、交渉、異文化理解等について指導。
  • 国際赤十字委員会・国際問題研究所共催「人道支援に関する研究会」委員
  • Oxford University New Century Scholarとして、オックスフォード大学大学院より全額奨学金を授与され修士課程を修了。
自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法
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