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グローバルキャリア塾 連載コラム

留学と国連-世界8カ国で学んだブレずに自分の軸で生きる力

第7回:世界トップへ繋がった点と点をつなぐ出会いのめぐみ

Peace Blossom 代表
キャリアコーチ・マインドセットコーチ
異文化リーダーシップトレーナー
元国連行政官、米軍専門家

大仲千華

国連の行政官(社会統合支援担当)として国連ニューヨーク本部、南スーダンなどで和平合意の履行支援、元兵士の社会統合支援、人材育成に約10年従事。80人強の多国籍チームのリーダーを務める。閣僚経験者も任命される政府要員向け国連PKO国際研修の講師。内閣府「平和構築・平和維持に関する研究会」委員。「自分の軸で生きる練習-オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」を刊行。コーチングのプロとして自分の軸で生きる大切さを伝えている。オックスフォード大学修士課程修了。

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Peace Blossom

(2021年1月15日掲載)

留学先の香港でMeiと出会い、帰国後は、国連でのキャリアや大学院を意識するようになりました。
 
とはいっても、今よりも大企業主義の風潮が強かったこと、インターネットでの情報が少なかったこと、周りに国連で働いている人がいた訳でもなかったので、親からは反対され落ち込んだり、就職活動でも紆余曲折がありました。
 
そんな時に、日本から逃げ出すように一人旅に出かけたミャンマーで、ただ遺跡を眺めていたら、南国の風に吹かれたせいか、「けっきょく、自分は自分にしかなれない!」という一種の「あきらめ」のような心境になり、誰になんと言われようがその道に進もうと思いました。
 
心は定まりました。
 
ただ、直面しなければならない現実もありましたー
 
なんとしてでも成績を上げる必要があること、
苦手な必須科目の履修が残っていること、
英語資格試験のスコアを短期で上げる必要があること、
出願には英語の小論文と志望動機が重要であること、です。
 
もう格好つけてる場合じゃありません。
 
私は教室の最前列で授業を受け、毎日大学の図書館に通い詰めました。質問までするので、別人のような自分に「やればできるじゃん」とツッコミたくなりました(笑)
 
先に何の保証もない中で、自分のモーチベーションを保つことも大切でした。この時に私が考えた作戦は、大学院の面白しろそうな科目を聴講させてもらうことでした。
 
あるイギリス人の先生を訪ね、断わられるのを覚悟で直談判に行きました。
 
「イギリスの大学院に行きたいと思っています。以前受けた先生の授業が面白しろかったので、もし可能でしたら大学院の授業を聴講させていただきたいと思っています。課題も読んで参加します。」
 
。。。
 
一瞬間が空いた後で、「いいですよ」とのお返事をいただきました。
 
この先生の授業は面白く、合格するかどうかも分からない大学院応募のモーチベーションを保つのにとても役立ちました。そして、世界中の留学生と共に机を並べ、少人数で英語で議論が行なわれていく空間に身を置きながら、私も大学院に行けるかも。。。段々とそんな気がしてきたのでした。
 
その先生には、大学院の相談にも乗って頂きました。ある日、志望動機を見てもらった時のことです。
 
「なんでオックスフォードには出さないの?
 ロンドン大学もオックスフォードもそこまで変わらないし、受験料はタダだよ。(当時)」
 
へっ、そうなの???
 
その一言は今でも忘れられません。その一言がなかったら、オックスフォードで学ぶことを志すこともなかったかも知れないと思うからです。
 
そして、更に目が開かれたのは、交換留学先であった香港中文大学(CUHK)が世界大学ランキングで50位前後に位置する(2020年度56位)東大に近い位置づけの大学であると知った時でした(日本の大学で世界大学ランキング200位に入るのは東大と京大のみ)。香港での体験から「なんとかやっていける」と思え、世界に対するチャレンジの「心理的ハードル」が急にグーンっと下がったのでした。
 
出願のための書類一式が揃った時には、思わず封筒に向かって手を合わせました。
 
後は結果を待つだけ。
卒業まで残り4ヶ月でした。
 
ベストは尽くしたので、どんな結果でも受け入れようと思っていました。まず、同時に応募していたドイツで働くことが決まりました。そして、オックスフォードからも合格通知が届きました。
 
「奨学金の受給候補者になったので、面接を受けてください」とのニュース付きでした。予想外の展開でした。
 
あまり知られていませんが、外国人にとっては、オックスフォードは大学院に入る方が門戸が広くなります。世界的な大学として、学生の多様性を一つのアピールポイントとしているため、奨学金を出して世界各国から留学生を集めるためです。ちなみに、2020年度で160カ国から学生が集い、大学院では64%が外国人留学生です。
 
先に何の保証もないチャレンジでしたが、大学院の前にドイツで働くこと、卒業の2週間前にはオックスフォード大学から全額奨学金が授与されることも決まりました。
 
この時期を思う時、まずよく自分を信じ続けることができたなあと思います(その時の心構えは拙書でより詳しく紹介しています)。
 
ただ、改めて振り返ってみると、私にとってここでの大きな学びと収穫は、香港で出会ったMeiから学んだことを少しばかり実践できたことかも知れません。
 
新しい環境におかれたり、新しいチャレンジがある時こそ、格好つけず、前向きに、一つ一つ目の前のことに忠実に取り組み続けること、そして、ちょっとしたプライドを脇において必要な助言を求め、人に助けてもらっていい、ということです。
 
私の場合、イギリス人の先生にこちらからアドバイスを求めにいかなければ、オックスフォードに行くこともなかったかも知れません。
 
新しいことにチャレンジする時は誰でも勇気がいります。初めての体験や言語がまだ十分にできない状況におかれることは、時には自分だけが分からない、人の助けが必要な立場におかれることでもあるので、時には、自分の弱さがさらけ出されるよう(vulnerable)に感じることがあるかも知れません。
 
人はそれが怖いので、新しい体験を避けようとしたり、完璧に備えようとします。もちろん準備や語学力はあるに越したことはありません。
 
ただ、人の助けを求めることも、助けてもらうことも、私たちの根源的な価値を下げることでもなければ、失敗でも恥ずべきことでもありません。
 
むしろ、それは大きな力だと今改めて思います。
 
移民として常に新しい環境におかれながら、今や米ワシントンDCの郊外に豪邸を所有することになったMeiの歩みはその力を証明しているように思います。
 
6回目からの続きになりますが、その話しを続けていきたいと思います。

大仲さんの書籍「自分の軸で生きる練習~オックスフォード・国連で学んだ答えのない時代の思考法」が雑誌「東洋経済」にて紹介されています。

日本人は「ランキング」が好きな傾向にある。例えば、偏差値、人気企業、芸能人のランキング等々。つい、ランキングに流されて自分の進路を決めたり、重要な判断を下したという人もいるのではないだろうか。しかし、そもそも海外には日本のようなランキングは存在しない。「ランキングがあれば、自分の頭で考えて判断しなくて済むが、そうした指標が妥当かどうか、または自分にとって役に立っているかどうかはまったく別の問題」と著者の大仲千華さんはいう。この記事では、「他人の指標や意見に流れないための考え方」を紹介しています。

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