グローバルキャリア塾 連載コラム

行けばわかるさ  (第15回)

第15回 日本女性の就職

扶桑法務事務所

丹 勇貴(たん ゆたか)

大学卒業後、特殊法人職員、翻訳・通訳業などをしながら、週4日はサッカークラブの夜間練習に参加するという“夢追い人生活”を経験。夢追い終了後、商社勤務、レストラン経営等を経て現職。著書「就職は自分の“売り”で勝負しろ」

土曜の夜9時からNHKで放送されている「上海タイフーン」というドラマ、その言わんとしていることが、2年半前に私たちが企画・実施した「上海キャリア転換留学」と似ているので、びっくりしました。

このドラマは、バリバリやっていた仕事と長年付き合ってきた恋人をほぼ同時に失った32歳の女性が、日本で再就職先を探すも、年齢とかその他いろいろな理由を付けられて、ことごとく面接で落とされ、最終的には自分が会社を辞めるきっかけとなった“大嫌いな街”上海で人生のリベンジに挑むという設定です。

私たちが企画・実施した「上海キャリア転換留学」は、日本で学校を卒業後、正社員として3、4年働いた後に、何らかの理由で会社を辞め、とりあえず充電的に派遣社員として働いていたら、いつの間にか正社員としての就職が難しくなっていた、という女性に新たなキャリア形成のチャンスを提供するプログラムです。2年半前に第一期生として上海に渡った5名は、現在もかの地で活躍中です。

ドラマの中で、主人公が会社を辞めた後、日本で再就職しようといくつもの面接を受けたときに、面接官に言われる嫌味たらしいせりふは、日本の就職市場の現状を結構鋭く突いていると、私は思います。
「もう32歳なんですね…」
「これといった資格は持っていないんだ…」
「(営業ならば自信があるという主人公に対し)うちが求めているのは事務職だからね~」
などなど。

今の日本社会は「既得権社会」ですから、一度ドロップアウトすると、なかなか元には戻れないので、社会人デビューするときに、どのようなキャリアを築いていくか、ある程度真剣に考えておくことが重要です。
これから就活を始める学生の皆さんは、まずは先輩たちの話を聞いてみませんか!?

​(2008年10月1日掲載)

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