行けばわかるさ (第28回)
第28回:海外生活で人生が変わる!②
丹 勇貴(たん ゆたか)
大学卒業後、特殊法人職員、翻訳・通訳業などをしながら、週4日はサッカークラブの夜間練習に参加するという“夢追い人生活”を経験。夢追い終了後、商社勤務、レストラン経営等を経て現職。著書「就職は自分の“売り”で勝負しろ」
私が海外生活をしたのは、もう30年以上も前のことで、当然のことながら、当時は今日のように、気軽に海外旅行に行ったり、インターネットで簡単に海外の情報を検索することなど出来ない時代でした。
そんな時代に、人格形成初期に差し掛かったガキンチョが、日本人とは生活習慣や考え方のまったく異なる英国人の中に、ポンッと入れられれば、糠漬けのきゅうりがピックルス液に漬けられたかのように、無意識のうちに「西洋的な考え方」が未熟な脳みそにしみ込んでいくのは当然でしょう。
しかし、ある程度ピックルス液がしみ込んだものの、完全なキューカンバーピックルスになり切る前に、糠漬けのきゅうり(=私)は、親の駐在期間が終了し、日本へ戻ってきたのです。その結果、和洋折衷の「漬物ピックルス」が出来上がったのでした。
今でも、カミさんから「やっぱりアンタは帰国子女だ」と言われることがしばしばありますが、これは30年以上が経った今でも、ピックルス液がきゅうりの芯の部分に残っているということなのでしょう。
結局、私が子供時代に過ごした英国で感化され、日本に持ち帰った主な“人格形成要因”は次の5つでした。
① 「オレはキミに構わないから、キミもオレにあまり構うなよ」という個人主義
② 「やるべきことをやれば、細かいことはいいでしょ」という合理主義
③ ある程度の英語力
④ 英国サッカーへのこだわり
⑤ 「自分はサッカーが上手い」という錯覚
そして、これらの人格形成要因は、当然のごとく、私をその後の波乱万丈の旅へといざなっていくのです(つづく)。
▲ 「漬物ピックルス」の製造中!
(2010年3月15日掲載)
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