グローバルキャリア塾 連載コラム

行けばわかるさ  (第25回)

第25回:人生観を変える留学をしよう!

扶桑法務事務所

丹 勇貴(たん ゆたか)

大学卒業後、特殊法人職員、翻訳・通訳業などをしながら、週4日はサッカークラブの夜間練習に参加するという“夢追い人生活”を経験。夢追い終了後、商社勤務、レストラン経営等を経て現職。著書「就職は自分の“売り”で勝負しろ」

先日、ある日本の財務省の官僚が、英国の財務省に出向したときの話が新聞に載っていました。日本ではキャリア官僚は、夜中まで働くのが当たり前になってるのに、英国の官僚は、夕方の定時には帰宅する人が多く、日本の財務省では「第二ラウンドの開始」とされている午後7時には、省内の人がまばらになるとのこと。

英国でも財務省で働く人たちは、いわゆる「エリート層」だそうですが、多くの欧米人がそうであるように、「個人の生活が充実していて、はじめて良い仕事が出来る」という欧米的考え方は、財務省のエリートといえども根本的には変わらないようです。

国の政策運営に関わる役所内の業務手順は、役人が所定の労働時間内にきっちりと仕事をすれば、国家が運営できるように、はじめから合理的に作られているそうです。

おそらく、日本の役所が英国のシステムを模倣しても、もともと国民のメンタリティに大きな違いがあるので、うまく機能しないでしょうが、他の国で有効に機能している「何か」を自分の目で見るというのは、非常に大切なことではないでしょうか?

私も過去にいろいろな業種で、いろいろな国に出張した経験がありますが、いずれの機会においても「こんな働き方があったか!」とか「こんな人生観もありか!」といった驚きと発見がありました。

今日の世界同時不況により、日本でも今後しばらくは厳しい雇用情勢が続くと思いますが、自分を磨くために海外に留学をするのならば、語学や表面的な文化だけではなく、その国の人たちの「人生観」や「生活スタイル」などの深層部分を、しっかりと自分の目で見てくることをオススメします!

​(2009年11月15日掲載)

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