台湾留学

TOCFL(華語文能力測検)について

TOCFLとは?

TOCFLは正式名称「華語文能力測驗」(Test of Chinese as Foreign Langage)といい、台湾の国家中国語能力試験推進委員会による、中国語を母国語としない方への台湾華語能力試験です。
公式サイトはこちら:https://www.sc-top.org.tw/
 

日本での中国語試験といえば、中国本土の簡体字を使ったHSK(汉语水平考试)、中国語検定試験、TECC(中国語コミュニケーション能力検定)が主流で、TOCFLまだあまり馴染みがないかもしれませんが台湾では主要の中国語検定です。これから外国人入学枠として台湾の大学進学をされる方台湾奨学金の申請をされる方台湾国内で就職活動をされる方は合格証が必要となります。

日本では年に数回、試験が開催されております。ページ下記参照。ご自身のレベルを測るためにも定期的に受験することをおすすめします。

6段階のレベルについて

TOCFLでは6段階のレベルに分かれており、受験希望者は自身の学習時間の目安やレベルに応じて受験をし合格、不合格で結果が出る仕組みになっています。レベルは3つのBandで構成され、各Bandに2級ずつに分かれています。
以下受験対象者(◆):TOCFL公式サイトから抜粋 https://tocfl.sc-top.org.tw/zoom/dm/TOCFL_En_DM.pdf(中国語文です)

Band A 
【Level 1 入門級(A1)】
◆中国語圏での中国語学習時間が120~240時間、あるいは台湾国外での学習時間が240~480時間の方。
【Level 2 基礎級 (A2)】
◆中国語圏での中国語学習時間が240~360時間、あるいは台湾国外での学習時間が480~720時間の方。

Band B 
【Level 3 進階級 (B1)】
◆台湾での中国語学習時間が360~480時間、あるいは台湾国外での学習時間が720~960時間の方。
【Level 4 高階級 (B2)】
◆台湾での中国語学習時間が480~960時間、あるいは台湾国外での学習時間が960~1920時間の方。

Band C 
【Level 5 流利級 (C1)】

◆台湾での中国語学習時間が960~1920時間、あるいは台湾国外での学習時間が1920~3840時間の方。
【Level 6 精通級 (C2)】
◆台湾での中国語学習時間が1920時間以上、あるいは台湾国外での学習時間が3840時間以上の方。

試験形式について

TOCFLの試験方式は、Bandを指定して受験する方法と、Bandを指定しないで受験する方法の2種類があります。
日本国内で行われるのは原則Bandを指定して受験する方法になります。指定しないで受験する方法は「TOCFL CAT」と呼ばれるオンライン上で受ける試験で、取得したスコアによって合格級が決まります。

以下はBandを指定して受験する方法でご案内しています。
各受験レベル、「聴解スコア、読解スコア」において、基準スコア以上を取得した場合につき判定がされ、教育部から合格証書が発行されます。
(2020年より基準変更 スコアはこちらをご覧ください:https://www.sc-top.org.tw/download/TOCFL202003.pdf 中文)

  • 出題数:聴解問題50問+読解問題50問 計100問
  • 試験時間:120分(聴解問題60分、読解問題60分)
  • 回答方式:選択方式(マークシート式)
  • 受験料:5,000円(税込)+郵送費500円
「TOCFL CAT」についての詳細はこちら:https://tocfl.sc-top.org.tw/zoom/dm/CAT_En_DM.pdf 中文

問題集のご案内

TOCFL単独の参考書や問題集は日本の大型書店でも取り扱いが少なく、インターネットを通して購入される方が多いです。
台湾に行かれるご予定のある方は、ご渡航先で購入されるのもいいかもしれません!
 
  • 【公式】華語文能力測驗模擬試題(新版) The Mock Test of TOCFL (New Version)
  • 新版実用視聴華語
  • 當代中文課程(作者:国立台湾師範大学)

カウンセラーがTOCFL受験体験!

毎日留学ナビの中台担当カウンセラーがTOCFL進階/高階級(BAND B)を受験してみました!
 担当A 2020年11月22日受験
リーディング50問、リスニング50問で、全100問の出題となります。もちろんすべて繁体字での出題~!(申し込み時に選べます)
ただ、点数は各80点満点なんですが、なので1~2問間違えたり逆に正解していても点数が変わらないなんてこともあるみたいです。
このシステム、、、、、よくわかりません。

さて、試験時間はガッツリ2時間、かなり集中力が必要な試験に感じました。
前半はリスニング試験からとなりますが、リスニング問題はどんどん進んでいくので、聞き逃したり考えてるとすぐ次に進んでしまいます💦
簡単な会話を聞いて質問に答える(問題用紙には選択する回答しか載っていない)問題と、先に質問を見たうえで長文を聞いて、回答する問題がありました。
HSKに比べると、少しそり舌音が控えめではありますが、実際に台湾で聞きなれていたような、ザ・台湾の発音ではなかったので、留学後すぐに受験される方はお気をつけ下さい。

また、リーディングも問題数が多いので、さっさと進めていかないと時間が足りません。
リーディングは文章の穴埋め・短文の意味理解・広告や画像などから必要情報を探せるか・そしてそこそこ長文の意味理解の問題がそれぞれ出題されました。文章をしっかり読んで理解しなければ、質問の意味がわからなかったりするので、読んで理解する力も身に着けておきましょう。
そしてわかるところからどんどん解いていくことをお勧めします✨

HSKや中国語検定、どんな試験を受ける時にも共通ですが、予め模擬試験などで出題方法を知っておくことがとても大事です。
TOCFL高階級は近いレベルでいうと、HSK6級や中検2級くらいかと思いますが、違いを上げるとすれば、
このふたつの試験ように作文項目や翻訳問題がありません。(すべてマークシート)
話す力、文章を作成する能力は、日本で受験するTOCFLでは測れないかなと思いました。

ちなみに、試験問題は試験終了後回収され、もってかえることができません。
その問題で復習もできませんし、通知がくるまで合格かどうかもわからずドキドキ・・・

以上、TOCFL受験レポートでした★
TOCFL回答用紙

TOCFL回答用紙

合格すると立派な証明書が届きます

合格すると立派な証明書が届きます

受験前の会場の様子です。ドキドキ!

受験前の会場の様子です。ドキドキ!

 担当B 2020年10月31日受験
今回東京会場では新型コロナウイルス感染症の影響で、10月のBand Bのみの開催でした。
まず、受験にあたっての申し込みをweb上で行いますが、まず会員登録を済ませてから正式な申し込みに進みます。公式サイトは中国語と英語のみとなっているので、間違えないようによく読みながら行いましょう。申込時には受験する字体(簡体字or繁体字)が選択可能で得意な方で受験をすることができます。web上で登録が終わってすぐに受験料と郵送費(受験票や成績証の郵送)を送って、数週間後に受験票が届きます!

当日会場には受験票、筆記用具、公的証明書が必要になるので忘れないように持って行くようにしましょう。公的証明書については受験中に試験監督から身分証明として確認をされます。この日の受験者さんは15名ほど、高校生くらいの方から社会人の方まで幅広い年代の方が受験に来られていました!会場に入ると座席に受験者情報のシールが貼られていて、氏名、生年月日、受験番号、国籍、受験級、使用字体が書かれています。前のボードにも座席の案内があり、皆さん自分の座席を探して着席されていました。

新HSKの中高級(4,5,6級)を受験されたことのある方は受験前の案内が中国語で進むイメージがわかるかと思いますが、TOCFLは日本語で行います。リスニングテスト受験中のCDアナウンスは中国語になります。
リスニングの形式はHSKと似てるなあと思ったのですが、リーディングはHSKのような超長文読解が続く感じはなく、文章中に入る漢字を選ぶ文法の穴埋め問題や、広告や看板、Eメール文を見て解くような英語のTOEICに似てると感じました。
中には奨学金申請についてのwebサイトが問題になっていて、これから留学する学生さんが使えるようなものもあったり、ドリンクの買五送一など台湾らしい問題もあって、台湾留学を経験した方は懐かしいと感じるのではないでしょうか😆🥤(私もその一人です♡)

試験はリスニング→リーディングと進み、リーディング試験は始まって20分が経つと退出許可が出るのですが、問題数もかなり多く、受験者のみなさんは時間ぎりぎりまで解いている方が多かったです。
合格証と成績表は1ヵ月半ごろに届きました。まだまだほかの中国語検定試験に比べるとあまり知られていない試験ですが、一度いちどの受験の機会を無駄にしないためにも過去問題を解いたり、学習を進めることをおすすめします!

これから進学、語学留学、就職活動やレベルアップのために受験をお考えのみなさまの参考になれば大変嬉しいです🌟

2021年の試験日について

★日本国内でも年に数回開催がされておりますので、機会があれば受験してみましょう!

TOCFL受験情報についてはこちら:http://tocfl.tecc.jpn.com/
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