留学体験談 S.Hさん（上海師範大学）10

中村先生

秋も深まりましたがお変わりなくお過ごしのことと存じます。

中間試験が来週控えておりますが、今日は金曜日、個人授業も終わり、校内の日本レストランで「スパゲッテイミートソース」を食べビールを飲んできました。ホっとしているところです。

さて、今日は筑紫哲也死去のニュースが飛び込んできました。私より10歳しか違わないのですから色々考えさせられます。ここにきて老化を実感するのは報告済みではありますが、バスの中で席を譲ってもらう時です。

日本も同様ですが、ラッシュアワーの時は若い人は「俺も仕事で疲れている。仕事無いんだろうからこんな時間にのるなよ。」、ということか席を譲られることはあまりなかったのです。

でもこの前たまたまラッシュアワーと重なる雨の日の満員バスで私の前に座っていたうら若きかわいい女性（20歳くらい）が黙って席を立ったんです。どうも私の為に席を譲ってくれたようです。（なんとなく雰囲気でわかります。）　断るのも失礼なので「謝謝」と言いましたら照れた様な笑顔を返してくれました。「僕は若くはないんだ。」といやでも思い知らされます。

で、「つくづく思うのは短い人生楽しまないと損だなあ。」ということであります。
「これから楽しいこと見つけて大いに楽しもう！！！」と考えているところであります。

★外国でＥメールがこわれたら？の巻

３日前、パソコンを開きOutlookのメールをクリックすると、そこにあるべき受信の内容が全部消えています。 「あれ、なんだろう、これは？」操作ミスと思って楽観しておりましたら、数分後に操作ミスでないことが 判明、頭が真っ白になりました。インターネットそのものは健全で又送信も問題ないのです。受信のみが受け付けないし過去の内容も消えているのです。

インターネットで調べている内このようなことは発生すること、それを直すソフトがパソコン内部に入っていることが判明しました。でもどこにあるのか分かりません。

何しろ上海ですからね。日本人の専門家を見つけて直すしかない。何かいい方法はないか？とパソコンを見てると「困ったときは東芝ＰＣ安心サポート」と書いてあるのを見つけました。

「コレコレ」と思い東京に国際電話をしました。しかし返事は「これは内部のソフトの問題です。マイクロソフトに聞いて下さい。」とのこと。
そこでマイクロソフトに電話すると「最初からパソコンにインストールされたＰＣを買ったのならＰＣメーカーにきいてください。」という。

「これをタライ回し言うのだ。」と腹が立ちましたが怒ったら自分の負けですから又東芝に電話、そしてマイクロソフトに又電話。

結論からいいますと、マイクトソフトの受付のお嬢さんがいい人で本来はつながないという技術の人につないでくれたのです。（私の悲壮な声と上海からの電話というのが彼女の心を動かしたのでしょう。）技術の人につながったらもう大丈夫。 「上海から電話してます。」と言うと向こうから電話をしてくれました。技術の人の言う通りに画面をクリック していったら直りました。（ずいぶん時間がかかりましたが）

はっきり言えるのは「素人では絶対直せない。」ということです。それくらいあっちの画面こっちの画面をクリックしました。

又原因も分かりました。パソコンを立ち上げてすぐメールを見てたのがいけないんです。パソコン内部にはＰＣメーカーが色んなソフトをインストールしており、立ち上げ時にそれが動くらしいです。動きが終わってメールにすれば良かったんです。（たぶんそうだと思います。）

でも直ったときの嬉しさは大変なものでした。しかし人生、思いもかけないことが起こるものですね。でもそれを乗り越えると大きな喜びがあるのだ、と再度悟りました。

では又ご報告いたします。