グローバルキャリア塾 連載コラム

次世代教育 (第13回)

第13回:小・中・高校留学-出逢いの大切さ

株式会社E-Concierge
代表取締役

斉藤 克明 (さいとう かつあき)

11981年より一貫して海外の初等・中等教育コンサルティングに携わる。1999年、中学・高校留学ガイドを出版。 2001年、日本人初のアメリカに本部を置くIECA(教育コンサルタント協会)のメンバーとなる。E-Concierge代表取締役、海外留学協議会副理事長。

株式会社E-Concierge

(2010年9月1日掲載)

私は留学を通じて、留学生に出逢いを演出していると思っています。
出逢いは厳しく、嬉しく、時に悲しくもあり、年とともにその大切さを
私たちは生活のいろいろな場面で知ります。

異文化での出逢いは子どもたちに「人間とは」、「生きるとは」、
などを考えてみる機会を与えてくれはしないでしょうか。
出逢いが「厳しい」ことは、留学初期に子どもたちが必ず体験することです。
言葉でお互いを通じあうことがこれほど大変であること、
はがゆさ、いらだち、あせり、行き場のない感情にさいなまれます。
「とうしよう」と悩む一方で、それを受入れ、優しくしてくれる出逢いもあり、
そのなかで、彼らは成長してゆくと私は思います。

寂しく孤独と闘っている時、出逢いはさまざまな形で訪れます。
スポーツ、音楽、ダンスなどでの見知らぬ人たちとの共感。
寮のルームメイト、ホストファミリー、日本のもの好きの人たち。
日本とは違う先生方、学校スタッフ、保健室のナース。
留学先での日常は出逢いにあふれています。

戸惑いながら、勇気と気力を振り絞り、一言から始まる出逢い。
嬉しさは、子どもたちが自分の殻を破るときにもたらされるものだと思います。
出逢いから嬉しさを引き出すまでに、相当時間を要する場合も珍しくありません。
時として彼らは受け身になります。
そして、受け身の人生が「嫌だ」と感じることで、
あらたな出逢いが始まります。
出逢いは、考えるもの、作るもの、試すもの、

彼らがそう考えられるようになれば、留学は90%成功したと言えると思います。

出逢いがあれば、別れが必ずあり、一喜一憂に子どもたちは、
留学に人生の縮図を見出すきっかけを持てるかもしれません。
そうであってほしいと私は願っていますし、それを伝えたいと思います。

出逢いは年を追うごとに、難しくなってゆくと私は思います。
素直にそれを受入れ、楽しみ、感動し、感謝できることは
若さの特権かもしれませんが、人生にとって極めて重要な意識を子どもたちが、
初めから、すんなりと受け入れることができるわけではないと思います。

出逢いの演出を私は留学生のお母さん、お父さんと
協力しながら行っているのではないかと思います。
そして、出逢いは決して子どもたちだけのものではなく、
お母さん、お父さん、そして私自身にももたらされます。

子どもたちから、「すっごくいい先生でした」などの印象を語られる時、
その意味は時間がたつにつれて、私のこころに響きます。
信頼できる人、好きな人に毎日会えて、毎日かかわれることは、
子どもたちにとって、どれだけの勇気と元気を与えることでしょう。
先生が自分のことを理解してくれて、「チャレンジしなさい」、
「あなたならできます」と言われた、子どもたちは今までにない力を
出せる、と私は信じています。

その根拠は、自分自身の留学がそうであったからです。

出逢いと別れ、初めと終わり、「諸行無常のことわり」の中で、
子どもたちにかかわることができることが、私の喜びの一つです。

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