グローバルキャリア塾・連載コラム
東京 0120-655153
大阪 0120-952295
グローバルキャリア塾 連載コラム

次世代教育 (第43回)

第43回:迷える青年 (5)

株式会社E-Concierge
代表取締役

斉藤 克明 (さいとう かつあき)

11981年より一貫して海外の初等・中等教育コンサルティングに携わる。1999年、中学・高校留学ガイドを出版。 2001年、日本人初のアメリカに本部を置くIECA(教育コンサルタント協会)のメンバーとなる。E-Concierge代表取締役、海外留学協議会副理事長。

株式会社E-Concierge

(2012年7月15日掲載)

アメリカかニュージーランドで逡巡する青年から電話がありました。

「斉藤さん、アメリカの兄が行った学校は絶対無理ですか」
―無理だ。今のあなたの英語力では入れない。
「じゃあ、どんな学校なら入れますか」
―私の基準でランク3の学校。
「ニュージーランドだと、どうですか」
―勧められる学校はもちろんいくつかある。君はいつから留学したいの。
「来年の4月から」
―アメリカは9月からだよ。4月入学というのはない。早くてもサマースクールの始まる6月下旬からです。ニュージーランドなら、ターム2が始まる5月上旬、あるいは4月中旬のブレイクの期間でも渡航は可能だと思う。ニュージーランドのほうが(日本との)つなぎはいい。
「うーん、悩みますね」
―君が留学して達成したいことは何。
「英語が話せるようになって、友達がたくさんできて、バスケがやれて・・・。ニュージーランドに行ってみて、人がみな親切だったんで、ここならできると思いました」
―じゃ、ニュージーランドでいいんじゃないかな。
「・・・・・」

私があえて15歳の彼のことを「青年」と表現するのは、
彼が少年とは思えないからです。
4人兄弟末っ子の彼。その奔放さに社会的圧力がかかり、
「自由」の使い方を間違えて、学校生活でつまずき、
精神的成長がすこしずれて、心と体の均衡に戸惑い、
今、おおきな決断を迫られて、右往左往しているように思えます。

彼の本音は、おそらくアメリカでもニュージーランドでもいいのです。
しかし、どちらにしても、自分が公言できる「論理」が構築できない。
なぜと問われたら、それに明確に答えられることが、彼の心の中で、
青年性の支えになっているように思うのです。
それが彼のプライドですが、それにこだわる必要はないことは、
自分自らが気づくしかありません。

外からの「御意見」に対しては、彼のこころのバリケードが
誰をもシャットアウトしてしまっていると思います。
では、その公言は誰に対して行われるのでしょうか。
学校の先生か、アメリカに行った兄か、スイスに行った姉か、
家族を経済的に支える父か、口うるさく、あれこれと指示が多い
「うざい」母か。

当然のことながら私が思うにお母さんです。

お母さんも本人も難しい時期です。
ほっておいても、自分でどんどん進んでいった長男、
女の子だから留学について心配はしたけれども、しっかりものの長女、
兄、姉と年齢の開きがあり、普段の生活では遊ぶこともなく
彼らがかなり早い時期に家から離れたせいもあって、
母と青年の関係は独特の絆があるのだと思います。
それが、中学から高校に向かって、青年のお母さんからの
巣立ちもあり、いま青年のなかでその意識は乱高下しているように思えます。

< つづく >

この記事をシェアする
  • LINE

お問い合わせはこちら

毎日留学ナビ 海外留学サポートセンター
東京カウンセリングデスク
東日本の方
0120-655153
お問い合わせフォームはこちら
新型コロナウィルス感染予防のためスタッフの交代出勤体制を導入しております。対応にお時間をいただく場合がございますが、何卒ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。
月、火、木、金、第1・3土 10:00-18:00
3/24(木)より下記へ移転いたしました。また、5月の営業日は「東京カウンセリングデスクのご案内」にてご確認ください。

〒105-0004 東京都港区新橋1-12-9
ビジネスエアポ-ト新橋 (受付は7階)

毎日留学ナビ 海外留学サポートセンター
大阪カウンセリングデスク
西日本の方
0120-952295
お問い合わせフォームはこちら
新型コロナウィルス感染予防のためスタッフの交代出勤体制を導入しております。対応にお時間をいただく場合がございますが、何卒ご理解ご了承のほどお願い申し上げます。
月、火、木、金、第1・3土 10:00-18:00
※5月の営業日は「大阪カウンセリングデスクのご案内」にてご確認ください。

〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-5-6
桜橋八千代ビル6階